|
ニューヨーク慕情、雨のマンハッタン。
ニューヨーク、５月。肌は寒く、心は温し！
NPTに、、、、ニューヨークへ、、行って演奏してきた。
セントラルパークなんつう場所で行われたイベント、、
それも平和へ関わるあんな熱い気持ちのイベントで演奏出来たなんて、
身に余る光栄じゃったと、素直に思う。
けど、、これは、ＢＢＳにも書いたからしつこいぜ、、と思われるかもしれんけど、、
すぐ下へ消えて行くＢＢＳでなく、証拠がしばらく残るここに書きたいから，書くけど。
行く一ヶ月以上前に広島のローカル・テレビから取材っぽい電話がかかってきて、、
「ヒロシマの心を訴えに行くんですね？！」と、いきなり、、ホンマいきなり訊かれて、、
（まあ、そりゃ、「私、某テレビのモノです、、」程度の前振りは有ったけど）
流石に、なんじゃいな、こいつは！って思ったし、
以前から、どうもカタカナ表記の「ヒロシマ」つうのが照れくさいのお、、
、、と思ってた俺としちゃ、しばらくご返事が出来なんだ。
やぱ、とりあえず、俺の音なり、なんなりを質問したり、実際に会って，、、
俺の作って来た音楽を聞いたりする行為が、まず、最初じゃねえのか、、って
内心不思議に思いつつ、口ごもっておったら、、
これまた、いきなり
「ああ、演奏出来たら、どこでもいいんですね！」と、来やがった。
なんで、、ここまで失礼な事を言われにゃいけん？っと、俺はノーコメントを通した。
一瞬、いたずら電話か、からかいか、単に喧嘩を売りたいのか！って思ったりもした。
ヒロシマの心って、なんぞ？ ライブを通して訴えるモンってなんぞ？
っていう命題が、おかげで俺のハートに深く生まれた、、
ヒロシマの心、、についちゃ、思う事もあるけど、、、
けど、、ヨシワの心とは、オシャマンベの心とは、、、
カツシカク シバマタの、心とは、、なんぞ？
やはり、、どこかの心なんて、わからん、、、
俺は、俺の心を訴えるし、俺自身が平和！の象徴、、、だと思ってる。
乱臣賊子、と、言わば言え！
知り合いのホームページにも、ニューヨークへも、イラクへも行けないけど、、
あたしが、ここで子供を育てて暮らしてる事が平和、、とか、有ったけど。
まさに、そうや！って思う。
あんたが平和じゃし、俺が平和。俺たちが平和そのもの。
被爆者の人と出会い、話を聞いて、共感して、、
それを歌うなら、それも俺の心じゃ、って思うし。
けど、ヒロシマの心て、、推測すれば、、俺にとっては、、
俺らや、俺らの子供が、そのまた子供が、、生きて行く時間に、、
核が、戦争が、、いかなる形でも存在しない、、を実現させる、、、の一点。
原発も、しかり、、、あれは核兵器ではないのか？！
少なくとも、核兵器の原料は原発から自然に生まれて来るし、、
それ自体が事故ったら、どうなるか？はチェルノブイリが、
哀しい証人になっているし、、
その本当の意味での処理、廃棄、は、不可能に近い、と来ておる。
けど、、広島市は、核実験、核兵器には、敏感だけど、、
原発には、意外と、ぬるいんでないか！と思う節が無くもない。
もっと、市が率先して、「上関」とか「もんじゅ」の「意味」を、
現状を分かりやすく展開してくれるのもヒロシマの心に、
叶うんでないか、、と、ずっと前から思い続けておりまする。
ヒロシマの心、、なんてえ、どでかいモンは、、
そういうとこに問うてや！って思うぜ
俺らみたいな、小さな一市民に、なにを背負わせるねん、、って感じ。
ピースウオークで歩いて来た仲間達も、結局、、自分の人生、
命のためにしてるんじゃん。
そういう自分への強いリアリティなしで、
なにか出来る、とか思わんもん、わし。
俺は、交通費も、なんもかも自腹でも、そこへ行く事に、
意味も楽しさも感じたから行っただけ。
まあ、実はホンマに言いたいのは、そんな大層なことじゃなくて、、
モノは言いよう、親しき仲にも礼儀あり、、って事だけなんじゃけどな（爆）
けど、この場合、親しくも無いんだから、余計に要礼節！
礼節なきとこ、心なし！、、と、この場合これくらい言うてもええじゃろ？！
それは、ブッシュのアフガンや、イラクに対する
その他、もっと知られざる国々への態度を見ても、
明確に判ることでは、ないか。
別の言い方されたら、俺だって、ノーコメントでなく、、
こういう活動してきて、こういう気持ちで行きます、、と、、、
別の会社の取材には、きちんとお答えしましたよん。
さて、知り合いのＢＢＳに
「アメリカの料理は、美味しくない」という意味にも取れる
カキコがあったので弁護しておきますが、、
なんせ、食い物のことだから、好みが、全て、、
それを承知で、言うけど、、
ニューヨークは、美味いぞ！つうか、、、、
アメリカの飯、、美味いと思うで、俺は。ことに南部！（NYも旨かったよ）
とかいうて、ガイドブックとか見たり、研究した分けでもなんでもない。
ただ、てめえの勘だけをたよりに、尚かつご近所で簡単に！をたよりに、、、
食いに行っただけなんじゃけど、、＾＾
けど、、うええええ！大失敗！ってのは、一回しかない。これはホンマ酷かった。
（ちなみに、この大失敗は中華料理ね、あの店はホンマ犯罪的）
逆に、美味い！これは是非もう一度食うて帰りたい！、、は、いくつも有った。
その筆頭は、やはりハーレムでごじゃろう。
安いし、美味しい。
トン足、フライドチキン、ピーチのパイ、、etc etc、、、
んんんん、、、どれを思い出しても、もう一回食いたい！
デリ形式の食堂だったけど、、
これからNYに遊びに行く人、ぜひハーレムへ。
日本人の口に、ばっちり合うと思いますで。
ちなみに、デリなもんで、、私は大体６ドルでお腹いっぱいだったけど、、
知り合いのM氏は、１４ドルとか、で、ござった。
洋服とかも、なんか、センスが濃ゆくて、面白い！
普通のつり下げの服が、なんか、カッコええのさ。
日本で言えば、ダイエーとかで売ってる婦人服、なノリなのに、、
んか、アフリカァ、、って感じがしたり。
けど、ごく普段着なんだろうな、、って感じだし。面白かった。
ジャンベも、、そこそこ使えそうなんが１３０ドル位から有りましたで。
あと、知ってる人は知ってる「AFRICAN SHEA BUTTER」、、、
日本の一割程度の値段で売ってましたあああ、、一割よ、、、十分の一、、、
ホンマかな、、と思いつつ買って、重宝してます。
ナッツ系のハンドクリームですらい、その正体は。
そういや、泊まったホテルの傍に、ナチュラルショプ、、
みたいなのがあって、、、
そこにゃバナナのハンドクリームとか有ったなあ。
いちお、場所・店によっては値切る交渉はした方がいいかもね。
俺も、マンハッタンの電気屋でCDウオークマン、、、、
最初１１５ドルくらいじゃったのに、最後６０ドルとかに値切って、
しかも、、買わんかった、、ごめん、、^_^
んで、ニューヨークといえば、やはりベーグルでござろうが、、
、、違う人も多いじゃろうけど、、、
これは，街角に ベーグルスタンドがドンドン有って、美味しい。
ザ・ベーグルハウスじゃったかな？
ブルックリンのベッドフォードに行った時に入った明るい素敵なお店で、、
ここで食ったのが、旨かったなあ、、、、
ストロベリークリームチーズ！（これお初）を挟んで、、、
美味しい、美味しいチャイ・ラテを飲みながら、食った。
大体これからベーグルにはまったんだわな。
日本で普通に買ってたのの倍ぐらいの大きさで、、
日本で脅かされてたほどに、固い代モンでもなく、、、
適度に柔らかくモッチリしてて、朝飯にも最適でごじゃる。
SOHOのアップルストアへ行く途中にある紅茶の店？「L'OCCITANE」
外見は、なんとなくティーカップとかキッチン用品の店に見える。
ここも、なんか清潔で、明るくて、、超美味でおすすめ。
洋梨のタルト、、過激なまでに旨かったす。
他にも色々美味しそうなメニューが沢山有って、、
ここは、遠かったけど、２回行った！
ここに、尾崎紀世彦に、そっくりのスタッフの兄ちゃんが居て
おかしかった。
けど、キヨヒコ、、アメリカ人とは思えん位、、生真面目に、、
キビキビ働いていて、好感度大でありました。
あとねええ、、、これは、、、、美味しいとか、、美味しくない、、
じゃなくて、、
口にあう、あわねえ、、でも、、なくてえ（まあ、近いけど）
なんつうかね、一種の文化的衝撃じゃったんが、、、
エチオピア料理！
これは、、なんて言うんだろう、、、ビックリした！
ひっくり返った！って感じ。
カレー粉の缶を開けた瞬間のあの香りが、、、
ブィ〜ンと鼻を支配してきて、、、、
辛い！、、、過去経験値のない辛さの種類、、、、
強烈でしたわ、、、
けど、、まずい、、って言うのか、、、と言えば、、
違う、、と思う。
まずい、、とは思わなかったもん。
ただただ、スゲエ！って感じじゃったっす。
まずかったのは、あの「中華料理屋」だけじゃ！
エチオピアご飯には、辛い系だけじゃなくて、辛くないのもあって、、
サモサみたいなんは、相当美味しかった！
けど、、メインは、、、ちょっと、、、助けて〜！ってくらい辛かった。
とりあえず、イーストビレッジの方へ行ったら、、、
インド飯屋さんが並んでる一角があって、、そこにあるから「エチオピア飯」
興味有ったらトライしてみて
（責任は取らねえよ）←って、そう簡単に行けんけど＾＾
ここのインド飯屋さん達は、、それぞれに生演奏をやってて
サーランギが見れて思い切りラッキーだったし、、、
（サーランギは、インドの擦弦楽器、シタールのように、共鳴弦が沢山着いてる）
俺が見た店で叩いてたタブラ奏者は、確実にこれまで聞いた中で、
ダントツの、ダントツの、ダントツの、ダントツにナンバー１！の
タブラじゃったっす！
もの凄かった。おかげで２時間以上見ててしまった、、、、
世界は、ホンマに広い。
とうぜん、サーランギも、素晴らしかった。
朝飯は、毎日近所の「FURAFFY」つうデリで食ってたけど、、、
ここのスタッフのみんなも、、最初は、、アメリカの店員特有の、、
超愛想悪い態度で、ムカってしたけど、、
毎日通ってたら、、ドンドン愛想良くなって来て
笑顔で応対してくれてたのが、面白かったな。楽しかったし。
やっぱ、仲良しな方がええよねえ。
最後の朝は、ちょっと寂しかった。
ニューヨークは、デリがあっちこっちにあるからか、、な、、
マクドナルドとか、見なかったな、全然無かった訳じゃないけど。
あんまり入ろうと思わんかったな、デリで食うのを覚えちゃったし。
あ、それと、、意外といけたのが、、
ギリシャ料理、、ギリ飯、、。
なんつうか、、相当、日本の味に近い、、。
イカリングフライ、とか、これじゃ、ギリ飯食う甲斐が無い、、
ってくらい日本の味そのままだし、、、。
ポテトのレモン煮付け（グレート！）、、みたいなのとか、、
最初に出て来た、名前忘れたけど、タラコみたいなのが、
まぶされた料理は、、異国情緒と、和風な親しみの両方があって、
美味しかった！
私は行かなかったけど、みんなは、その後、、
ギリシャカフェへ行って、そこのスイーツとかギリコーフィーが
んか、相当、いけてた、、らしい、、ちょっと、悔しい＾＾
クイーンズのメインストリートみたいな所じゃったかな。
ブロンクスで、メキシコ料理にも行ったけど、
この場合、味とかより、俺の場合、相当仕事系になっちゃうんで、
目と舌が、一寸変わるから、なんとも言えんべ。
トルティアが小麦粉なのが、残念だったけど（今回、どこもそうじゃった）
やはり、コーンの方が旨いなあ、、俺は。
チリは、かなりに旨かった。
エンチラダ、、には、ちょいビックリした、けど、、
なぜ、ビックリかは、、まだ、ここでは明かせないのだ。
んで、肝心の俺らの演奏か、
まあ、ウパシクマに森川良哉、、
そして、おおたか静流！！
このメンツのライブが楽しく無い分けないじゃんね。
最高！が約束されてるじゃんね！（自分にとっては、、ですよ）
ホンマ、面白かったです。
基本的に、ウパシクマ＆森川師の演奏つうか音楽へ、
おおたかさんが、自由にチャチャを入れる、なんですが。
おおたか静流さん、、ちょっとお、、凶器です ^_^
反則です、、、
ライブで見るたびに、CDを聞くたびに、、、
俺の宇宙は、この人や！って思ってた人と、、
一緒にライブ出来るなんて，それが、ニューヨークだなんて、、
最高に楽しめたし、無上に幸せじゃった。
森川師の尺八も、俺っちの単調な世界へ、、、
深いテンション感とか、コード感を与えてくれて。
グンバッ！と世界を広げてもらってます。
けど、、なんせ初めてのセッションだし、、、
このユニット、やれば、やるほど、、な感じだすな。
まあ、腹八分めもありだけど。
声と声、唄と唄、が、綾なす世界を尺八とエフェクトが彩る、、
ッて感じの音かな、基本は。
そうとう、ボイス系です。
んで、ビクトル・ハラと沖縄民謡が一緒に流れたりします
この沖縄民謡が、妙にスーダンっぽかったり、、イスラムっぽかったり、、
するんですけどね、この辺、静流さん独壇場って、感じっすね。
SIZZLEさんの落ち着いてて、深い声が流れて来ると、、
演奏をやめて、客席で聞きたくなる、耳を澄ませたくなるんですよ、俺とか。
違うものを、同じ時間軸で、、っていうのも最近のテーマっすね。
違うキー、コード、メロ、リズム、ことば、、
けど、合ってる、けど、合わせるなよ、みたいな、、。
ミュージカルも、美術館も、自由の女神、も、、
グランド・ゼロ、、も、、ライブハウス、、も、、、
全然行かない、行こうとしない出不精なNYの10日間でしたが、、
あ、俺以外の人は、行ってたっすよ、俺は行かなかった。
自分の演奏が４回、、、うち、一回は録音、、、、
とか、やってたら、意外と多忙だったっす。
10日のうち4日演奏で、英語の打ち合わせ付き、、だと、、
やっぱ、あんま余裕が無いっすね、俺の場合。
英語が上手けりゃね、余裕もあったでしょうが。
インターネットの有り難さも実感したっす。
主にホテルの５分で１ドルのコンピュータでしてましたが、
どうしても平仮名で打ちたくなった時と、MacOSが使いたくなった時は、
キンコーズへ行ってました。高かったけど。
次は、自前パソコン持参だ！←次が有るのか？！君！
その間、ホテルに同宿してたのが、尺八キングのM氏。
彼と一緒で、ほんとに良かったす、
とっても大人で寛容な人で、、、
こういう人と同室で、ホント、救われました。
自分が、常軌を外れてわがままなもんで＾＾
行く前は、犯罪都市ニューヨーク、、つう大偏見を持ってましたが＾＾
行くと、なんだか、リラックス出来る町で、気楽に滞在出来ました。
地下鉄で動き回るのも、楽しく、路線も良く練れてて、移動が楽。
夫々の地域毎に、特色もあるし、、、
観光客には、退屈しない町だろうなあ、って思ったです。
ただ、、、遠い！です。無茶苦茶、、遠かったです、ニューヨーク^_^
サエキン・Ｍ
|