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編集後記 Vol.45   2006.3.2

NORGEレポート第4弾

  タビオン 4

 タビオン-4
 なんと、連載第四回、、
 なんかい書いても、収入ゼロ!^^

 レイテランドでの生活、、
 前回ほど、の〜んびりではないけど、
 やはり快適、、

 コテージが一棟しか借りれなかったので
 私、イモリン、シズリンが、、
 管理人棟にある小部屋に入る。
     

 コテージほど広いスペースで一戸建てって感じじゃないから
 狭いなって思ってたけど、
 ここはここで住めば都、、
 管理人のオヤジさんとも会えるし、、

 だいたい、生活ペースとしては、
 イモリン、シズリンは、、常に、、寝ている(爆)
 時々、、起きて来る!^^
 1人こまめに早起きのおいらが、
 時分をみて、お二人のお茶を入れて、
 ドアをノックする、、
 お茶飲みますカア?、、とか、、
 すると、眠そうな顔が現れて
 お茶を飲んで歓談、、で、また、寝に帰る、、と^^

 取り残された私は、小さな居間で、
 1人本を読みふける至福の時

 ま、そういう執事ライフを送った訳ですな、^^

 けど、レイテランドの暖房って、
 小さなパネル一枚でとっても暖かい
 それが、自然な暖かさで疲れない。
 コテージの方は、バスルームとかも、、
 床暖房が入ってた。快適なんだよなあ、床暖房。

 基本、建物自体の断熱が、じぇんじぇん違うんだろうと思うけどね。

 なんだかんだ、で、、 
 ついに最後のライブ「ROKKEN」ライブの日が来た、
 前はクロアっていう名前で、別の場所だったけど、
 リニューアルされて、より広くよりカッコよくなった

 んか、二階席も見える。
 で、朝から練習、、 

 この時に写真、、、見てて気付いたけど、
 本番だと、みな、笑ってるけど、、
 練習ン時は、、目が恐い!

 やっぱ、練習は仕事、本番は悦び、か!

         

 と、再確認、、
 田中さんも、嵯峨さんも、、 
 本番時、こんな真剣な顔してないよぉ!^^
 リンリンズも、、いつになくムードがマジ!^^
 ま、やることは、やってたんだぜ!って証拠ね!^^

 さて、のそのそと会場のロッケンに到着。

 リハ、も、終わって、着替えて、と、、
 グンナーさんが気を使って、リフレッシュのドリンク類を
 控え室に持って来てくれる。
 ボルダに住んでる日本人、典暁さんも、、
 とっても、優しく俺たちの我がままを聞いてくれて、
 スナックを買って来てくれたりしてくれる、、

 こういう環境を作って貰えるだけで、
 俺なんかみたいな素人にゃ嬉しい、
 静流さんと居るおかげか!^^
 そんな風にゃ考えまい!

 ボルダの、ノルウエーのみんなの愛を沢山貰ってるって思う。

 いい演奏しなくちゃなあ、、
 ここで、演奏する為に来たんだもん、、
 けど、出来る事しか出来んけどぉ@@

 大学での授業の時、グンナーさんが、、
 佐伯は、ノルウエーまで来て演奏しろ、、 
 と言ったら、本当に来た、、「Crazyだ!」って言ってた^^
 

 ありがとうね、グンナー!ホンマ、Crazyになれるチャンス貰ってるよ!
 そして、グンナーさんは、さらに言う、
 二年後、彼らはまた来た!、、もっとCrazyだ!^^
 くっそぉ、、泣いちゃうぜ、おいら。

 ライブが、始まる、、
 グンナーさんが紹介のMCをしてくれる、、、
 袖で待ってて、おいら、感激しちゃう。
 緊張なんてするのがもったいない感じ。 
 Asian Wingsのみんなと握手する。ウルウルする、、

 ホンマに、ありがたいです。
 こんな凄い人達が一緒に来てくれるなんて、、
 いっつも大船に乗ってましたで、あたし。

 あと、心配なのは、午前中から午後早めにやった練習で決めた事、
 、、、覚えてるかどうか、だな!^^

 っていうことで、俺たち、、俺の2回目のボルダでのライブ

 今回、最初に沖縄民謡やったあと、、
 居森君、嵯峨さんと、順番でソロ、、そいで、インド音楽デュオ、、
                

 それから、また、みんなで、って、構成、
 Asian Wings、けっこう、やり口豊富です、
 それぞれ、ソロコーナ持てて、
 それが、それぞれ国籍違う感じでいいっす。

 前回も一曲だけ一緒にやった地元の名物オヤジ
 ヌペンさんが、沢山の楽器を持ち込んでデモ、、
 あいかわらず、セリエフルートの旋律が素敵、、
 おいら、絶対あんなこと出来ん、、考えれん、、
 とっても、素朴な可愛い旋律、、
 音程の穴が無い笛で、どしてあれが出来るんだろ?

 静流さんとボルダのグループ「クエスト」のセットが素晴らしかった。
 静流さん達が「レベルがむちゃ高い!めっちゃ上手い!」て感心してたように、
 クエストも、凄腕の集まり、、
 そいで、静流さんの声、、、
 宇宙てか、まるで、プラネタリウムに居るみたいだった^^
 中盤だったけど、すでにアンコール来てる感じ、、

 蘇州夜曲が美しく決まる。
 田中さんのシタール、嵯峨さんの馬頭琴、、、
 静流さんの声、とっても華麗な蘇州夜曲、、

 シタールと馬頭琴の音の中に、、
 静流さんの声を想像するだけで、気持よくなるなあ、おれ、

 けど、その間、おいらは階段に座り込んで、
 覚えたてのフレーズ練習してた^^

 すでに風格まで出てきた「リンリンズ」のボイスデュオは、
 今回も最高にお客さんを楽しませてる。
 おいらも、この2人の絡み大好き!
 これだけでも、また見たい!

 嵯峨さんのホーミーで、最前列の女の子が、
 ボケ〜っとなってたのが、おかし可愛かった!

 静流さんは、天馬でごじゃる!

 ボルダ、VOLDA、、また、来れた、また、演奏出来た。
 ウソみたい、って思う、、。

  トロムソでも、ボルダでも思うのは、、
 音楽がとても貴重な物として考えられてて、
 また、それが、誰かを貴重にしてるんじゃなくて、
 音楽そのものが、とっても大切に思われてるって感覚、

 なにを、誰が演奏する、から、、じゃなくて、、
 今聞こえて来るものに、反応してくれる感じ、、
 日本語のハンデとかも感じない、、

 音楽の中の一部を聞いてるんじゃなくて、
 空気全体を感じて、楽しんでくれてる感じがする、
 それが好き、だ。

 だからかな、客席の空気が柔らかい、出した音を優しく包んでくれる。
 届いて行く、、

 打ち上げは、、クエストのメンバー、ゲイルの家で、
 前回から食べてみたいよぉお!って言ってたノルウエージャン・スペシャル
 ROTTEN FISH !ついにご対面。
             

 これ、ノルウエー語の名前聞き忘れ、、
 英語だと、直訳したら、、腐った魚^^

 これは、マスをバケツに入れて、塩と砂糖も詰めて、
 それを土に埋めておいて発酵させた手作りの食べ物。          
 グンナーさんから聞いてて、絶対食べてみたかったのだ!
 とりあえず、新しい物好き、初物好きなの、、

 木造の可愛いゲイルの家の二階で、
 みなでテーブル囲んで、、
 ROTTENと初対面!
 意外と生ぽいルックス、、
 スモークサーモンに皮が着いたみたい、、
 まずは、バンマス!の俺が行く!

 う、、あれ、、なんだか、懐かしい、、
 美味しい!
 基本、これは日本食だ!
 ご飯とお茶漬けの素が欲しいぞ!って味。

 それを、インドのナンの薄くなったみたいなパンに、、
 スクランブルエッグとか、タマネギとかと一緒に挟んで、
 たっぷりのサワークリームで食べる、と、、

 あら、不思議、完全に洋食の味になって、
 むっつあ、うんまい、むっつあ、うんまぃいいいい!
 これは、完全に初体験の世界だったっす。
 けど、病み付きになりそ、、

 あと、手作りのイチゴのジャム、、、
 すごい新鮮な感じで、、植物を食べてます!
 と実感するジャムだった、
 どっか、日本と作り方が違う感じさえして、、
 ホントはジャムって言わないのかも、、

 オスロで買ったラクリス(お菓子の一種)は、今回も不味かったが、、
 これは、きっと、舌に合わないんだろう、、
 ノルウエージャンには大切なお菓子なんだって思う。

 今回の発見、ノルウエー、、食べ物美味しいです!
 これに尽きます!

 それぞれのCDの交換とかして、、
 間接照明の優しい光の中で、歓談が続く中、、

 おいらとボルダのギタリスト、トーライフは、、
 そっとパーティーを抜け出して、、 
 寒い戸外で、タバコを手で巻いて吸うのであった。

 手巻きタバコは、面白いし美味しいけど、、
 難しい、、
 トーライフがまくと、、
 ジャケットのポッケに入れてても、大丈夫だけど、
 俺が巻くと、吸ってる端から、ほどけてくぞ^^
 けど、目指せ禁煙、、いつか、は^^

 典暁さんと、某氏にプロレスラーみたいと言われたこわもてアイバンの優しい
 見送りに送られてボルダの空港を後にしたのでありました(泣)

 一度目と、二度目って、なんか違うのね、やっぱり、、
 余裕と、凄い充実感があった、

 なにより、、お誘いしたミュージシャンのみんなに、、
 悦んで貰えてる、充実感を感じてもらえている、、
 、と、思える事が一番嬉しい、
 肩の荷が下りた気分が、、 ノルジに居る間中、ずっと続いてた。

 それは、やっぱり、受け入れてくれたノルウエーのみんなの、、
 愛だろう、って思う、月並みだけどさ、けど、他に無いじゃんねえ、

 ありがとう!NORGE 、、、、ありがとう VOLDA!

 TUSSEN TAKK Mr Gunnar !

 トロムソでも、ボルダでも、、
 いくつか新聞に載ったり、、
 ボルダでは、おいらたちが帰国後に、、
 あらたにラジオで特集ってか、してくれたんだって。
 聞きたかったよぉ。

 帰り オスロで一泊、、
              

 前回行かなかった古い砦のあとを散策、、
 雪が沢山、海は凍ってて、、
 北国旅情、満喫でした、

 けど、滑るぅ、って思いながら歩くおれらを追い越していく 
 スポーツサイクル、自転車の姿には、、
 固まってしまうしかなかった、、、^^
 ビュンビュン飛ばしてくんだからなあ、、

 北欧の冬、って、、想像もつかなかったけど、、
 今年が暖冬で楽だった、、って言うのをのぞいても、、
 なんだか、北欧の冬、、好きだった。
 白くて、奇麗で、空気が張りつめてて、気持よかった。

 おいらはアマチュアだから、、、

 次がどうこう思えない、、けど、、

 もし、夢見ていいのなら、、

 次は、、楽器持たずに、フラ〜ッとボルダへ行って 
 レイテランドへ飛び込みで宿取って、、
 一週間くらいボヤ〜っと自炊暮らししたいなあ、、
 季節はいつでもいいな。冬でも夏でも。

 そしたら、きっと、演奏出来ないんで、、
 ものすごいフラストレーションたまるだろうなあ(爆)

 おしまい、、かな、、、^^

                           サエキンM


 

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