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めづまり文子の”ウツボ談議”第１６話 ２００１．１１.１２ |
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めづまり文子の”ウツボ談議”第25話 ２００2．5．9 文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第24話 ２００2．4．7 「阪神 今日も勝ったし・・・」
球春、私はカープファンやけど、今世界は阪神を中心に回ってる。
私以外みんな阪神ファンのフン賊では「阪神は今年１４０勝して優勝だ」
と、もう死んでもいい、な騒ぎである。
まあ、でもほんまに阪神！すごいで〜信じられん。
私は、およそ２年振りにホームランを打ったカープ前田の男泣きに
もらい泣きしながら「お気楽映画日記」だす。ニチヨウビ
映画『オーシャンズ１１』（東映ルーブル＆ワーナーマイカル・・・
／終了日知りません）
まったりとした、実にま〜ったりとした映画であった。
１１人の犯罪エキスパートが金庫破りに挑むというお話ですが、
さすが犯罪ドリームチーム、驚くほどテキトーな強盗計画にもかかわらず
余裕のお仕事ぶりで、観客を全くハラハラドキドキさせません。
劇場には、まったりとゴージャスな時が流れました。
ラスベガスに行きたいな〜。ぽわわ〜ん。
が、しかーし１つだけまったり出来ないことが！
それは、ジュリア・ロバーツの歩き方じゃ〜。
まがりなりにも大泥棒と大金持ちに愛される役なんじゃけさ、
なぜ肩をローリングしながら歩く？
そりゃ横山やすしの歩き方じゃろ〜が。
その歩き方は、やばい！ぜんぜんまったりできん。スイヨウビ
映画『殺し屋１』（サロンシネマ／上映終了）
「いたい でも たのしい」
『盲獣』という映画の名ゼリフを思い出すなあ。
「いたい でも たのしい」
この映画を作る為にCGや特殊メイクは発達してくれたんだね。
「とても いたい」
この映画を観てる人の顔をスクリーンの方から見ると
皆、梅干し食ったようなすっぱい顔をしてるんだろな。
「とても かわいい」
浅野忠信の衣装がすてき。スパンコールのついたレースの薄紫
シャツに玉虫色のテロテロスーツ。タータンチェックの
ちいさなジャケットにベロアのぽっちゃりパンツ。などなど
「とても たのしい」
原作もたのし〜い映画もたのし〜い。
でもエンドクレジットの名前は、まったく読め〜ん、いいけど、べつに。ニチヨウビ
映画『WXIII PATORABER THE MOVIE 3』（横川シネマ／４月１９日まで）
★悲劇の星★てどんな星？ まだ見たことはないけども
怪物というのは、たいてい悲劇の星のもとにうまれているらしい。
『ゴジラ』や『プルガサリ』『シザーハンズ』『A.I.』やらやら。
そして人間の身勝手さにはいつも泣かされているらしい。
「勝手に産んでおいて邪魔になると駆逐しようとするんです」
その不条理感を涙ながらに、みのもんたに電話相談してしまいそうである。
でも怪物を産み出す人間もまた悲劇の星のもとにうまれているらしい。
かなしみがいっぱい。
なんかそういう映画。
そんでもって芦田伸介、館ひろし主演のNHKの刑事ドラマ的な
しぶ〜い雰囲気でじっくり魅せる。
このシリーズを今まで観てない人も（私も）アニメを普段見ない人も
きちんと楽しめる作品、と宣伝みたいなコメントですな。
でもそう思うよ。映画『血を吸う宇宙』（横川シネマ／4月１２日まで夜８：５０〜
日曜日は上映ないかも）
なんたって『血を吸う宇宙』だからねー。
『ちをすううちゅう』だもの。これ以上、何を言うことがあろうか。
でもどんな映画か気になる？
宇宙が血を吸うってどうなん？気になるよねえ。そう例えば『血を吸う宇宙』とはこんな映画かもしれない。
[悲しい音楽]（ドリフのコントでかかるようなやつ）
Aセリフ
「この度は本当にね。こんなにはやくねえ。
奥様も驚かれたでしょう。」
Bセリフ
「本当に、あっという間だったんですよ。
気付いたらもう・・・真っ白で。こんなことなら、よよよ〜」
[急に点滅する電球、窓からは生温い風、突然の電話の音]
Bセリフ
「もしもし・・・もしもし・・・」
Aセリフ
「・・・」上の文章を読んでてっきり
夫が突然死して哀しんでたら、死んだ夫から電話がかかってきた。
という状況だと思ってたら、実は
昨日作ったばかりのカレーにもうカビがはえていて鍋の中は真っ白、
そのうえ電球まで切れて、梅雨時だから風は生温いし、やな感じ。
のところへただ電話がかかってきた。という状況だった。
例えばそんな感じでもある。
※これは映画にでてくる状況では全くありません。念のため。それはともかく、とても笑ける映画です。
文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第23話 ２００2．3．22 「コンビニにさ、イチゴのお菓子が増えた」
ちいさい春を見つけただ〜れかさんがそう私に教えてくれた。
と思ってたらいきなり毎日ポカポカ陽気やん。
地球は温暖化してるんだね〜。
あったかくなったし、そろそろ映画でも見るか。ホコリだらけの私のMac発「お気楽映画日記」
（お気楽に書いてるから適当に読んで下さい。
もう上映が終わってる映画もあるので、もしか見に行く時は調べてね。）ニチヨウビ
映画『オテサーネク』（横川シネマ／３月２９日まで）
タカノ橋、新見接骨院の新見先生の指のように私のツボに見事にはまる
映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルの新作長篇映画。
とにかく好き、とにかく尊敬。
細部の細部まで奇想天外。もしくは様々な感覚を再認識させてくれる。
やられっぱなしですよ。観た作品どれも好き。
私には面白いとしか言い様がないですが、どう伝えれば良いのか、
エロくてグロくてきれいで恐くて幻想的で変で
おとぎ話でリアルで、なんて、言葉が軽いんだよな。
何も言えてません。
勉強してきます。
おまけ 一番好きなのは『悦楽共犯者』の鳥男。かっちいい〜。映画『アメリ』（サロンシネマ／３月３１日まで シネツイン／４月１日から）
上映開始から３ヶ月やっと見た。
クレーム・ブリュレを口にしたことなどないであろうフン賊の
おやじ連中でさえ、乙女の私より早く見ていた大ヒット作である。
「きらいなこと 映画館で隣に人が座ること」
（だからヒット作をなかなか見れないのよね）
「すきなこと 裏の家の晩ごはんのにおいをかぐこと」
（今日は多分中華です）
すきなこと きらいなことゲームも流行りおわっちゃったんだろな。
さて『アメリ』ですが、まず皆さんよく御存じのこの方の言葉を記そう。「『アメリ』を観た日が人生で一番楽しい一晩だった。」
シラク仏大統領
うーん、たいへんなんだね。
私は映画の最初、子ども時代のアメリの遊びを観てて
今よりちこっと心が自由になる気がしたじょ。
翌日、道を譲らない車の運転手も余裕で許せた。ゲツヨウビ
映画『耳に残るは君の歌声』（シネツイン／３月２９日まで）
悲痛。いい映画だと思う。
色を落とした（鉛色がかってしかもキラキラしてる）美しい画面や
時に鳥肌の立つような音楽の素晴らしさがひどくやり場がなかった。
笑顔が似合わず、赤い口紅が似合う女優クリスチティーナ・リッチは
その独特な体型（首が長く、腕が太く、巨乳でずんどう、尻がこまく
足、太い）の為にいつもひいきだが、
友人を演じたケイト・ブランシェットがうまい。
アカデミー賞等にノミネートされる程の女優だが
観てて女優に見えない。
体に開いた空虚な穴のなかに何度めかの哀しみが流れ込む瞬間の
「あーまた、やっぱり」な顔、目にやきついた。映画『修羅雪姫』（シネツイン／３月２２日まで）
タイトルがイイ！『修羅雪姫』、タイトルだけで見るべしと重い腰が
上がるぞ。しかもかわいい女の子のアクション物！見るでしょ、これは。
殺人マシーンとして育った強く哀しく美しいヒロインを釈ちゃんが
がんばって演じてるぜー。（釈由美子よ）
アクション監督は香港の大アクションスター、ドニー・イェンだぜー。
だよね？
たのしく観たぜー。では、またらいしゅう〜、ほんまにかくんかい！
文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第22話 ２００2．2．26
うす茶の兄弟冬になると運動量が落ちます。
毎日毎日ビデオだ！ごろん
マンガだ！ごろんごろん
お菓子をポリン。
オリンピックだ！さあ、ごろんごろん
おならをプー。
かたわらでは太った愚猫、
赤猫うす茶が右へごろん。
白猫ちびが左へごろんと
全く家中ごろんごろんだらけです。
そんなごろんごろんなある日、我が家に小さな事件が起こりました。
うす茶の兄弟が我が家を訪ねて来たのです。
ぴゃーぴゃらららららららら〜ぴゃあ〜らら、らららあ〜らら〜
俺がいたんじゃお嫁にゆけぬ〜（「男はつらいよ」のテーマ）
その日もいつもと同じように一家でごろごろしていたら、
サッシの向こうで「びゃ〜〜」という猫のなき声、
すりガラスにうっすら茶色い猫のかたちがみえます。
デブでもさすが猫！さっと立ち上がったうす茶が
得意のサッシ開けで（真冬でも何度も開け、しかも閉めないので困る）
扉を開けるとそこには うす茶の兄弟が！
そっくりな顔と色そして額には兄弟の証、Ｍマーク！
「うす！きょうだいだ！」私はうす茶に叫びました。
網戸越しに見つめあう、うす茶と兄弟、
見守るちびとわたし。
自然界において、たとえ親、兄弟であろうとも生活を共にすることは
ないといわれる猫賊。
そんな親、兄弟の縁の薄い猫賊のうす茶に兄弟が訪ねてくるなんて、
なんて驚きなのかしら。
と私が考えている間も見つめあう二匹。
ずっとずっと見つめあう二匹。見守る私とちび。
・・・寒い！こうしている間にも寒風がめちゃふきこんでるんです。
あの〜・・・お取り込み中なのはわかるんですが、
まだまだ見つめあうニ匹。
ああこれからどうなるんでしょう。
さぶ。 つづく？
登場猫
うす茶４歳-臭い靴下が好き。くんくん嗅ぎべろべろなめ抱き締めて眠る。
ちび３歳-ごみあさりが好き。長く優美な手足を駆使してゴミ箱を漁る。
特にコンビニ弁当やスーパーの惣菜のパックをなめるのが好き。
兄-?
おまけのビデオ
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ！オトナ帝国の逆襲」
京都にみなみ会館＆京阪神・津の映画情報の載っている
小冊子にこの映画の事を「（前略）一部のファミリーしか知らない
この驚愕傑作を再上映。（中略）ラストでは多くの観客（オトナ）が
涙した。」とめちゃぼめしてるのを読んでみてみたら
とってもよく出来た映画でした。特にしんちゃんを見るような世代の
子供を持つ親はとても癒され明日からまたがんばるぞ！という気持ちになる
だろうなあ。私はおとうさんが自分のくさい靴のにおいを嗅いでおとなに
帰っていくところが好き。
しんちゃんに限らず子供向け映画として公開される映画の
中には保護者が泣いたり受けたりする映画が結構あるみたい也。
子供と見に行く日を楽しみにしてね。
ところで京都みなみ会館という映画館は古くてかっこいい。
ここの番組を組んでる方達は、映画のプロデュースがとてもうまくて
例えば若い人が普通あんまり見ない時代劇等も、
この映画を見ることはこんな素敵でこんな面白くかっこいいことなんだよと
新しい価値観を与えてくれ、
映画には見られるチャンスを、観客には見るチャンスを与えてくれてます。
お近くに寄られたら行ってみて下さい。
（今もあるのかわかんないけど劇場内の換気扇が好き）文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第21話 ２００2．2．11 どうも、ごきげんいかが？めづまりです。
今年の映画始めの話を書こうとするも、面白すぎるネタが
我が手に余り書きあぐね、
久しぶりに、これぞ映画！映画の面白さここに有り！な凄え娯楽映画を
見、火を吹く私の映画魂を伝えるべく燃える両手で原稿を打つも
パソコンの操作に暗いが為に見事消し去ってしまった。
文章の練習やパソコンの練習をおこたっている、いえ、結局
ユルユルな私の生き方全てのツケが回って来てるんだ・・・。
とミョーに落ち込む。その上とても肩こり・・・。もしどなたか私に永遠の愛を誓いたい方がいるならば、指輪はいらない、
給料の三ヶ月分でマッサージ椅子を贈って欲しい。昔、銭湯にあった１０円入れると腎臓に似た形の２本にレバーが
肩甲骨のあたりをゴリゴリ挟む懐かしいマッサージ椅子君、
君は知るや、日進月歩の進化を重ねた君の子孫の姿を。街の無料癒しスポット、電気屋やデパートのマッサージ椅子売り場は
いつもお試しの人達の放出するα波でいっぱいだ。
マッサージ椅子の上では年寄りも若いモンもみな平等、
一様に目を閉じ深くマッサージ椅子に身をゆだねている。私も買うわけでもないのに申し訳ないと販売員の人に心でわびつつ、
今日もふらふらマッサージ椅子に座ってしまう。
言い訳がましいが体のコリの前に恥や外聞は無力だ、
コリを甘く見ては行けない、手足がしびれ、頭痛で気分が悪くなり、
どうしょうもないときにはもうマッサージ椅子しかないのだ。そんな私のお気に入りのマッサージ椅子は、その名も「リアルプロ」。
３７種もの多彩なもみ味を身につけた、こってるそこに手の届く
凄いやつである。リアルなプロだけあってほんと唸るようなもみ心地！
このもみ心地を再現した開発の人は凄い。
人間による本格マッサージを受けた経験のない私にとって
このもみ心地は未知のもの、ミラクルである。
肩をギュ〜と左右からゆっくりもみ上げ（このスピードが絶妙）
きゅっと止めファーと離す。
リズミカルに軽く強く背筋をたたく（この力加減が絶妙）
あと凄いのが尻もみ！尾てい骨の下少し横を下から押し上げながら
腰を上から押す、これが気持ちいいい。
これらがスピードや力加減に緩急をつけながら次々と・・・
まさにめくるめく快楽が嵐のように私を襲う。
「フガピ〜、はひ〜、アグウ〜、へげげ〜」、声もでるわな。
そして最新のマッサージ椅子に欠かせない空気圧による足もみ。
（血圧を計る時の空気でしめつけて緩めるあの感じが足全体に行われる
わけです。）これがまた気持ちいい。ああマッサージ椅子がほしい。
文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第20話 ２００2．１．12 新年あけましておめでとうござ〜います。
おかげさまで私も無事ひとつ歳をとることが出来ました。
わーい。正月があってほんとよかった。
もし人生に1年という区切りがなかったら
ま〜いにち ま〜いにち ぼくらは鉄板の上で焼かれる
およげ！たいやきくんの様にきっといやになっちゃうと思うよ。
それはともかく年頭にあたり震える右手にボールペンを握りしめ
２００２年版スケジュール帳の表紙裏にごりごり書き付けた私の
今年の目標は「そろそろなんとかせねば」
というなにをどうするのかさっぱりわからないものだった。
例年「５キロやせる」とか「貯金する」とか「本を読む」とか
「運動する」「絵をかく」「整理整頓する」「無駄遣いをしない」と
小学生のようなみずみずしい目標をかかげ続けて来たこの私が・・・。
’どうしたんだろう？私。なんなんだこの焦燥感は！？！？！’
その焦燥感が例えビールを飲み飲み「どっちの料理ショー」にうまそ〜
ひぇ〜とひゃ〜と吠えてたら薄れちゃう類いのものだとしても。
「そろそろなんとかせねば・・・」
そんな感じで今年のめづまりはやらして頂こうと思っております。
どうぞよろしく。 まずはごあいさつまで。
では ぽかぽかお風呂にはいって来ます。
文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第１9話 ２００１．１２．３ １１月２４日 土曜日（２９日目）
今日も昨日に引き続き差事劇団の「海上旅館」を
アビエルトに見に行く。
１１月２５日 日曜日（３０日目）
今日は差事劇団の「海上旅館」のかたづけをちょろっと
手伝いに行く。
というわけで「３０日連続めづまり文子の懺悔日記」は
無事終了いたしました！御声援頂いた皆さんありがとう！
じゃ さよなら。私はくるくる寿司に行って来ます。
と手を抜いて終わるわけにはいかんですかのお〜。
なんかすげえ書きとうないんです。ごめんやけど。
無責任ですかのお〜。弱虫ですかの〜。やっぱり？
書きたいことは色々あるんですがの〜。例えば
１２月に傑作名作珍作をズラリとそろえ森雅之特集を行う
作品のみならず利用者の味わいも素晴らしい魅惑の文化施設
映像文化ライブラリーについて心をこめて語りたい。とか
横川シネマ！！で恒例のアニメフェアが開催中で特に
２匹の子熊がひたすら遊びまくるアニメ「ぼくらと遊ぼう」
シリーズはその奇想天外な遊びッぷりがあっぱれな上
クマやウサギのキャラがとてつもなくかわいくって
目尻がさがりっぱなしのお気に入りさん！とか
サロンシネマの日本映画特集のなかで期待しないで見た
『非・バランス』が良くてかなりほろりとした。（なお
本特集の目玉作品『ディスタンス』はまだ見ていない）
ついでにエンド・マーク２００号おめでとう。とか
「海上旅館」を見に行った際「ウツボ」読んでくださってる
奇特な方に会い、物書きになるなら官能小説を書きたいと決意を
述べたかったこと。とか
大友柳太朗主演版『右門捕物帳』シリーズの魅力とは。とか
ほかにも書きたいことはたくさんあるのになんちゅーか、書く行為が
つらいんです。こんな弱虫はめづまりと江口寿史ぐらいです。
（好きです）（比較するのはおこがましいんですが）
ごめんね。せっかくよんでくれてるのに。
これから３週間ぐらい休むかもしれないけど
年末までには復活します。では。しばらく。
ゆるされよ。
文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第１8話 ２００１．１１.２７ ３０日連続日記も残りあと１０日たらずとなりました。
見事達成したら御褒美にくるくる寿司に行くんだ〜い。
１１月１７日 土曜日（２２日目）
なんだか突然帰省する。
私の生家は山の中。すっかり紅葉してました。
空は高く、空気は冷たく、馬も十分肥え、秋はもう終わるんだなあと
思いました。ここは星も凄い。周りに灯りがないから夜空が星自身の光で
白らんで見えるほどの満天の星。獅子座流星群をここでみたいね。
１１月１８日 日曜日（２３日目）
田舎からお米をもらって広島に帰りてくてく歩いていたら
「ONE LOVE」というお店の前で「クールランニングス＆ウパシクマ」
の面々に出会う。聞けば今日その店でライブがあると言うので、
ほな、行こか！とライブに出かけたがとても良かった。
リラックスしつつ集中できる暗照明の包み込むような空間で
ほんま音が体に染み込むようでした。
特に今日はラストから３曲めの「エコー・オブ・ザ・ライフ」
（だっけ？）が！！！で佐伯さんのMCの「皆さん聞いてしまい
ましたね。」の言葉どうり一心不乱に聞いてしまいました。
曲が終わって我に帰りはっとするってやつ。すばらしいな。
気持ち良くお家に帰り、楽しく『銀座のお姐ちゃん』のビデオを
見つつ星を待ち、なんかえ〜かんじ、世界は美しいなと日曜の夜。
１１月１９日 月曜日（２４日目）
最近流行の婦女子のスタイルで足首と膝の間ぐらいの丈の
ワイドパンツ。というのがあるようであります。が
これは太い婦女子には絶対似合いません。ですからおしゃれな
太い婦女子は流行のスタイルに身を包んだ中肉の婦女子や細い婦女子を
見つめ「いいな〜」と太いため息（出典：「女子の生きざま」リリー・
フランキー著）をつくことになるわけです。
それにしてももともと世間には太い婦女子に似合わないデザインの洋服が
多すぎます。だから人気のショップのショウウィンドーの前が
太い婦女子の太いため息ため嵐になろうとも他のお客に迷惑だなどと
ショップの美人スタッフは悪態つくわけにはいかんのであります。
太い婦女子に優しい世の中！これこそを私は望んでいるのです。
今まで太い婦女子の世の中は冷たすぎた・・・。
太い婦女子にしか似合わないスタイルが流行して中肉女子や細女子が
太いため息をついたっていいじゃない！ね。
まあ前述のワイドパンツは太女子のみならず足の短かめの日本人女子
全般に似合わんとおもうけどね。
１１月２０日 火曜日（２５日目）
今日はこわ〜い話をいたそう。
私はスポーツ用品のマーク加工の仕事をしているが
今日なんと左中指を自動ミシンで縫ってしまった。
肉を針が貫通したのである。肉を縫われる感触は
そう、まるで固いグミを噛み締めるような．．．
そして血の味を覚えた針は今日も私の指を狙っている。
あああああああああああああああああああああああ〜〜
ね、こわいでしょう。いたいでしょう。
１１月２１日 水曜日（２６日目）
昨日寝る前に『大学のお姐ちゃん』というビデオを見たら
まんまと大学生になった夢を見た。単純なり私。
それはともかく今日は映画女性サービスデーでしかも
会社が休みだったのでヤッホーと映画を見に行った。
まず話題作『ムーラン・ルージュ』を見る。１９世紀末のパリを舞台に
したミュージカルラブストーリー。私はミュージカルが大好き！
でも編集とCGがけたたましすぎてたのしめ〜ん。泣いたけど。
つづいて韓国映画『リベラ・メ』を見る。消防士達のあついドラマ！
いろんな意味でとっても熱い映画。後日とても印象的なかたき役を
演じた役者がハングル語講座で「わたしは色々な役を演じるより
ひとつの役を何通りにも演じたい。」とコメントしているのを聞き
急に役者の私が目覚めメモをとったのである。
１１月２２日 木曜日（２７日目）
私は天使ではない。歳をとりいろんな人にあうにつれ自分が
かなりひどい人であることに気付く。
誰にも愛される資格のない人間。でも
仁義の墓場に立つ皆殺しの天使にこそ私はなりたい。
ま、それにもなれんけど、と『遊星からの物体X』のビデオみてねる。
１１月２３日 金曜日（２８日目）
今日は休日、昼過ぎまでねる。台湾の差事劇団の『海上旅館』と
いう芝居をアビエルトに今から見に行きます。では。
文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第１7話 ２００１．１１.１8 連続３０日日記に挑戦中のめづまり文子で〜す。
読んでくれてありがとうで〜す。
今週の日記は重いで〜す。では、どうぞ。
１１月１０日 土曜日（１５日目）
今日炊飯器を買った。炊飯器と言えば思い出すのは
『殺しの烙印』という映画である。主人公はご飯の炊ける匂いを
病的に愛する殺し屋（宍戸錠）だ。初めて見た時この設定に痺れた。
非情な殺し屋が飯の炊ける匂いを愛するというミスマッチな設定は
この殺し屋をひどく魅力的にした上、しくじれば即自分が
殺される側にまわるこの職業の孤独、緊張、焦躁を
殺し屋が米の炊ける匂いを異常に欲する様で見事に描いてみせた。
なんて凄い小道具使い！殺し屋＆炊飯器の組み合わせを思いついた
人は天才だ〜！と思っていたが、先日見直していて
単にこの映画に炊飯器のスポンサーが付いてただけじゃないか？
と思い当たった。きっとそうだ。
逆境を武器とする。というかなんかおおらかでゆたかだ〜。
１１月１１日日曜日（１６日目）１２日月曜日（１７日目）
１０年以上前パリに留学していた女の子がたくさん手紙をくれた。
彼女の手紙はいつもきれいな雑誌のページで作った封筒に
入っていて香水のいい匂いがした。
ある日の手紙にジャン＝ピエール・レオ特集で見た『ママと娼婦』
がめっちゃいい。と書いてあった。
それ以来この映画は私のめっちゃ見たい映画になった。
１９７３年につくられたこの映画は８０年代に映画祭で
何回か上映された以外日本では見ることができなかった。
そしてやっと１９９６年に日本でも一般公開されたのだが
その時広島では上映されなかった
３時間４０分という長尺でモノクロ。ジャン・ユスターシュという
監督の名前を知る人も少なく興行的に上映が難しかったのだろう。
それからさらに５年、１０年来見たかったこの映画が
今広島でひっそり（横シネ様失礼！）と上映されている。
横川シネマ！で上映中の『ジャン・ユスターシュの世界』がそれである。
この原稿をアップする頃には、多分上映は終わっている。
ひっそりとした客席の状況にもうちょっと早く書いて少しでも宣伝
すれば・・・と申し訳なさを感じるがとりあえず私は見た。ついに。
『ママと娼婦』３時間４０分のほとんどを男が恋人達や友達と
喋っている映画。他の映画と時間の流れ方が違う。おしりは痛いが
すこしもイライラ、退屈しない。友達と恋愛話しをしてるように
時間が流れる。モノクロの画面が素晴らしい。格調高く完璧。
そこに刻まれた（でも一瞬で流れさる）いくつもの忘れがたい男の女の
表情、後ろ姿、音楽。なんか充足した時を過ごした。
１１月１３日 火曜日（１８日目）
今日は『リリィ・シュシュのすべて』を見る。
以前映画を見る時いつも世界のはしっこはどこにあるんだろうと
いう気持ちでスクリーンに向かうと書いた。
この映画は私にとっての世界のはしっこだ。
今まで見てきた全てのものの中で一番凄いもののひとつだ。
この映画は見る人を本気にする。
この映画は見る人をものすごく傷つける。
人類はたぶん絶滅したのだ。
しらないうちにあたらしいせかいがはじまったのだ。
絶対的な残酷。なけなしのやさしさ。
世界のはしっこにある映画は私にとって一番すばらしい映画の意味だ。
『ニンゲン合格』や『ユリイカ』本当に特別な映画のことだ。
でも『リリィ・シュシュのすべて』はすきでもきらいでもない。
これが映画かどうかもわからない。
ただ傷付いた心をびらびらさせる私が立ち尽くすだけだ。
岩井俊二は命をけずって映画を撮っているのだ。きっと。
１１月１４日 水曜日（１９日目）
今日は１日中待ちくたびれていた。
１１月１５日 木曜日（２０日目）
今日はひどくつらいことがあった。とても哀しかったので
くるくる寿司にいった。まわるお寿司をみていたら涙がこぼれそう。
傷心のまま『ママと娼婦』をもう一回見に行った。
しみた。レオのまなざし。女の顔。すばらしかった。
大学の時のフランス文学の先生に会った。
ヌーヴェルヴァーグのころ青春を生きた先生はそれから何十年もたった
今もユスターシュを覚えていて意気込んで見に来ているのだ。きっと。
なんかうれしい。
１１月１６日 金曜日（２１日目）
今日もなんか糸の切れた凧のような腕が１本なくなったような
気持ちのまま１日が終わった。
『ミクロの決死圏』のビデオでもみて寝よ。文責 めづまり文子 このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第１６話 ２００１．１１.１２１１月３日 土曜日（８日目）
「広島リアルジャズ集団」のラストコンサート林栄一＆千野秀一に
行く。全く音楽に疎い私だが「広島リアルジャズ集団」には
縁があって「コンポステラ」のチラシを書いたりした。
「コンポステラ」の縁でちんどん屋を知った自分が今ちんどん屋を
やってるんだよなそういえば。
リアルの企画にはそんなにいって無いんだけど「A-MUSIK」が
一番印象深いかな。すてきだった。ほんとうに。
１１月４日 日曜日（９日目）
焼肉で一番好きなのは、ホルモン（特に大進の）。
２番目はカルビ。今日は焼肉を食べた。楽しかった。
１１月５日 月曜日（１０日目）
３３歳、デブ、バツイチ、大酒飲み、とブリジット・ジョーンズに
良く似てる私もそうでない貴方も『ブリジット・ジョーンズの日記』
は楽しめる映画です。映画を見てる最中って結構関係ないこと考え
ますよね「今晩何食べよっかなあ。」とか「帰りにお金おろして、
ネコ缶とビールを買って・・・」とか段取りしたりして、でもこの映画
は気の効いた面白い映画で他の事考えんかったです。
関係あるよな、ないよな話だけど
こないだアタック２５で３０代前半の男性の約６割が独身だと言ってた。
６割ですよ、６割。凄い多いと思いません？
そういえば私の周りの３０代４０代の男性も他人やガキンチョの為の
労働なんて！たいぎ〜な独身貴族ばかりである。
私の弟も２９歳、結婚？たいぎ〜な独身である。
ファミレスで昼間ッから「生中（生ビール中ジョッキ）１つ」と
頼む私に苦々しく「ねーちゃんみたいな女とは絶対つきあわん」
などと言うが、今日本の女性はねーちゃんみたいなのか、もっと凄いの
しかいないと思うよ、ねーちゃんは。
１１月６日 火曜日（１１日目）
この世の終わりのような絶望的な声でなくネコを動物病院につれていき
ワクチン接種、その後はなんかぼっさーとしていた。
体重うす５.８キロちび５.3キロ。
１１月７日 水曜日（１２日目）
前の会社の同僚と飲みに行く。わーい。焼き鳥食べていっぱい喋り
沖縄〜台湾を夢の船旅したばかりの元同僚にお土産まで頂く。
彼女はお土産上手な人でいつもわーいなお土産をくれるが私が特に
頂いてうっとりしてるのが現地のインスタントラーメンシリーズだ。
鮮蝦麺とかまーまー麺とかミラクルマジカルなパッケージがキュンと
くる上どれも外れなくうまい！（まあ味は外れても楽しいが）
今回もらった「沖縄そばかつおとソーキ味」、めちゃうま！
東洋水産はマルちゃんレーベルの東京製だが地域限定商品か？
ああ広島でも売ってるならまた食べたい。
彼女が「はい、お土産」と差し出すカラフルな現地ナイロン袋には
いまだ見ぬ土地の魅力がつまってるんだな。これぞお土産！
憧れで目が熱くうるんじゃう。
１１月８日 木曜日（１３日目）
今日はキノコ類を食べ過ぎて変な感じだった。
１１月９日 金曜日（１４日目）
３週間続いた鈴木清順特集も今日上映の清順の監督デビュー作
『勝利をわが手に 港の乾杯』で終了した。
そして今日『ロッキー・ホラー・ショー』と言う映画も1週間の上映
を終えた。この『ロッキー・・・』は私が最も沢山見た映画である。
５０回ぐらいは見てると思う。広島でも何度も上映され何度も劇場を
ギューギュー詰めにした伝説の映画である。
この映画は観客が騒ぎながら見るのを良しとする珍しい映画である。
役者達と共に歌い踊りそして映画にあわせて行ういくつもの技がある。
技がばっちりきまると大歓声で盛り上がり、新技を披露する奴がいると
大喝采を浴びる。この映画は普通に見ても楽しいが、騒ぎながら見ると
もう頭も体もバリバリにヒートするくらい楽しい。
それを知っているから映画館で働いていた時にはこの楽しさを初めて
見るお客さんにも知って欲しい。と少しずつ技を覚えて拙いながら
毎夜やっていた。でも映画館を辞めて初めての『ロッキー・・・』の
上映に今回私は行かなかった。なんか気持ち的に行けなかった。
行くのも辛い、行かないのも辛い。ただ『ロッキー・・・』にだけ
申し訳ない気持ちで胸一杯。いまでも愛しているよ。勿論。ごめんね。
文責 めづまり文子
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