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めづまり文子の”ウツボ談議”第８０話 ２００６・１０．１２ 『新しい天使～月にいちばん近い丘まで～』
『新しい天使』小倉公演が終わりました
私の演じた役は夕暮れの月の役でした
太陽のように大きな恵みを与えることもできず
漆黒の夜空にくっきり浮かぶ月のように心を癒すこともできない見ているのに何もできない
そんな、かそけき、月の役でした
私のような
人間としてロクデモナイ
頭ワリー奴が
こんな役出来る訳がないと思いました
でもこんな人間がやるからこその
希望もあるだろう、
と始めてみたけど…
本当に辛かった
想像しても勉強しても
圧倒的な哀しみや苦しみを
自分の言葉として吐けない台詞を
口の中で噛み殺すしかなかった
広島公演では
舞台に立ち上がろうとする何かに
台詞さえ言えなくなってしまいました
いったい自分はいままで何をやってきたのだ？
迷いの中、ポツポツと
色んな事に、けつまずきました
「演じる」ということ
どうして自分がここに居るかということ
…近くの人を愛するということ
結局、霧を払ってくれたのはその気持ちでした
（月並みだけど、途方もないことダッタ）
わたしの周りには
わたしなんて比べ物にならんほど
この作品をやる為に、
苦しみもがき、笑い泣き、
うなだれ、叫び、そして
透明に澄み切ってゆくそんな
仲間のタタヅマイがありました
衣装、裏方、映像、照明、仕込み、炊き出し、
日を追うにつれ仲間は増え・・・
私は、みんなを心から愛さずにはいられなかった
楽しくて、うれしくて仕方なかった
その気持ちはユウヅキという役ともリンクして行きました
例えば（これと同じようなことをミンナに思いましたが…）えしユウヅキのシーンで
ただ１シーンだけ
上から下にいるヒカリという人に話しかける（人形を通して）
場面があるのです
舞台上の高い所から
演技しながらも
金や土地でさえない
踊り、踊り、踊り、をさえ奪われた
寄る辺無い、小さな、白く、美しい人の姿を見ていると
(この役者がこの演技にたどり着く過程も
上からずっと見ていましたし）
だんだん悲しい気持ちがあふれてどうしようも
なくなってきたのです
それと同時に
何かを誰かに演じて見せるために
私は、そこに、行くのではないのだ、
ミンナ（有象無象）と同じように
そこに
集まるだけなのだ、と、感じていました
目を背けようとしても
何度でも世界のキズアトにたどりつく
人として生きているわたしは
人のよろこびやかなしみに
無関係ではいられないはずなのだ
わたしは
ろくでなしなままだけど
「ようこそ、マダンへ」と
「きっと、ある」と心から言った
芝居が始まる前
私は、見えないけれど
私は、目の前で皆さんの姿を眺めていました
（舞台中央の紗幕の裏でスタンバイだったので）
とても親しい気持ちで
自分の演技はどうだったか
良く解らない
演技の出来、不出来あったでしょうが
みんなが愛おしくてならない
ユウヅキの気持のママに
台詞を言ったことは
自分の中で自然です
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７９話 ２００６・９．１９ ちまちまと
いつもウツボ談義を更新したくてたまらないのに
キーボードを叩く指が夏休みで…（もう秋ざんしょ）
指休暇中に人生初の海外旅行＝ワイハ♪したり
（水着買いました、ふぉふぉふぉ）
話題はいろいろね～いろいろありすぎて
脳がフリーズ！
けっきょくちまちました話題を連ねるのか？…「ダレに訊ねてる？」
機内食
「憧れを感じていたの」
コンパクトに色々なものがセットされている…
そうゆうモノにヨワイ…から
たとえ�hぁ
新幹線で、売り子さんが押してくるカート？！
カプセルホテル？！（泊まってみたい！）
飛行機のトイレ？！
機内食もそういう趣味心そそるアイテムのひとつ、でね
んでんで、実際どうだった？
全て中華航空にて
チャイナ仕立てベストにミニのスリット入りスカート制服の
フライトアテンダント嬢からサーブされ
☆一食目
バターライスとスパイシーチキン or
うな重
揚げ魚のマリネ
パンとデザート
飲み物
☆二食目
チーズオムレツ or
ライススープ（中華粥＋万頭）
フルーツのシロップ漬け
ヨーグルトとパン
飲み物
☆三食目
チキンの煮込みパスタ添え or
魚のアンカケライス
マカロニサラダ
パンとデザート
飲み物
☆四食目
牛肉やきそばオイスターソース味 or
チキンの中華煮込みライス
？（サイドディッシュ忘れた）
パンとデザート
飲み物
アルコールのみほうだい！と聞いていたので
のむどーーーと意気込んでたが、
同行の母にちくちくちくちくと
「かっこわるいけえ、のみんさんな」とクギ刺され！
プチ休肝日になったとかならないとか…
食べた中で美味しかったのは
バターライスとスパイシーチキン！
つまり「チキンカレー☆普通～でゴメン、でも美味い」でした
機内にて、未見の映画
『ミッションインポッシブル３』を見て…
劇場行くほどの出来でもなかったもんで
これは得した～感
しかし、新作映画、多種多様の取り揃え
加えて航空会社の関係か日本未公開アジア映画が☆☆で！
どれも見たいがここで見るのか～？！で苦渋した結果
けっきょく
ミッションみちゃた！
う～ん
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７８話 ２００６・８．１ 餃子をつくる
ショッチュ言っているとおり
私はお料理下手であるが
何を作っても美味しく作れないのが致命的なだけで
お料理はデキル、つーか、毎日自炊生活なんだって！今日は、朝からぼっさ～としてて
何もしたくない日曜日だった
あちーし溶けちゃう脳みそソフトクリームが滴り落ちるその刹那
「なんか、すっぱいものが食べたい」とポツリすっぱいもの→餃子
っつ図式は？？かもだが、コレにはワケがある
先日読んだ漫画に
下味をしっかりつけた餃子を、酢＋ラー油のみのタレで食すっつ
「へー」な提案がしてあったのだな感じで餃子作り
手作りした皮はモチモチだよ～
豚肉のミンチがなかったので、包丁で叩いて～
エビもいれて～、野菜の水分もちゃんと抜いて～
味付けもちゃんとしたさ～焼だって…焼き色付ける前に、先ず水入れて～蒸し
水分飛んだら、油回し入れ～ので焼き色パリっで完璧っす！かーさん酢とラー油でもしゃもしゃ食べる
・・・まっやっぱり、私が作ったって感じの
まあまあかな～な、お味でしたいつか自分の料理に「ううううっめーー」と咆哮してみたいものだ
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７７話 ２００６.5.１4 愛しのジミー様
お久しぶりブルブルです。しかしもって本日はマニア話カモです。
『吼えろ！トラゴン 起て！ジャガー』（なんでせう、映画のタイトルでせう）
この映画は♪アクション映画好き♪にとって２つの大ーきな意義を持つよん。
☆意義その一
「クンフー（カンフー）映画は、この作品から始まった！！」香港映画、モチロンそれまでもアクション映画はたっぷりでした、が
この映画イゼンは、チャンバラ（剣劇）中心、それらは武侠映画と呼ぶらしいよ。
素手による格闘、異種格闘技対決を、映画の主役に据えたのはコノ作品が元祖らしい。☆意義その二
「ブルース・リーを映画界に引き込んだ」この映画を観賞した、ブルースリー先生は
｀自分なら、もっとおもしろいクンフー映画を撮れる！ヲーー｀と心にファイアー
アクション映画、不世出のカリスマへの「一歩」を踏み出したらしい。（嗚呼、深い）この意義深い映画に監督主演しているのが大スター（でも今の知名度は…）
ジミー・ウォング（王羽）愛しのジミー様でありまーす。ジミー様はジツハ、元水泳選手で、格闘家でないクンフースターでした。
ですから、クンフーの腕前は…かも。
（きっと、リー先生はその部分を見て自分の方が！！！と燃えたのだと思うよ）
想像ですが、ソレが故に、
ジミー様の映画には、映画をオモシロくする創意工夫が溢れてるのです。生身技だけに拠らず、ベックリするよな秘密兵器、未知の格闘技がふんだん！！なのも
格闘の見せ方も、組み手だけを見せ辛い…からか（こんな言い方！ひどい！）
大胆な空間の使いで！ドラマを見せるんすよ～。
二階に回廊のある食堂の上下を大胆に使ったアクション等は
Q・タランティーノ『キルビル』にもバックリ影響与えてますわよ。つまり、映画として、おもしろいんだな～、マジ。
『吼えろ！…も、ススキヶ原、雪の中の殺陣！（殺陣？でも、そー呼びたい）
何度もアンコール見しちゃいました！（固拳）
（座頭市と共演可だったのも、そんなジミー様だからこそ…では）で、そんな、ジミー様の作品はどうやったら見れるのでせう。
なかなか、レンタル屋では、出逢えないのですよ。
ちなみに、ワタクシ利用のレンタル屋には唯一（多分）
『片腕ドラゴンVS空飛ぶギロチン』っつDVDがおいてあります。
この作品！私のジミー様を教えてくれたダチによると「イチバン奇抜でケッ作！」
異種格闘技大会＆刺客な筋立てですが・・・スゴいよ！白眉はインドの格闘家か？
日本映画の祖、マキノ一族と同じ匂いのする・・・映画人
天皇巨星ジミー・ウォングさま、尊敬して止まない、めづ～です。PS あ～テイストBかも。私はどっちでもいいけんど！
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７６話 ２００６.２.１３ 発泡酒は麦酒じゃない。
今日の話題はBEERより苦いゼ。
★ダイエット★
いったいどうやったら、痩せるのだろう！皆さん！
そして、どうやったら、痩せた後リバウンドしないで
済むのだろうか～～～！！皆さん！ああ～、完全な痩せ薬＆完璧な毛生え薬
を開発し億万長者になってくれ、誰か、早く、急いで～！！空しく遠吠え。「摂取したエネルギー以上の、エネルギー消費」
それがど～してこんなに困難なのか・・・おととし私は半年ほど腰を煩い
思うように動けない日々を送った・・・
その結果、実に最大７キロも太ってしまった！
なすすべもなくあっという間に、日に日に太った。
日頃何気なくちまちま動く＞小さなカロリー消費
の積み重ねが、実は大きなことなのね～～、涙と共に実感。じゃ、ちまちま動きを増やせば痩せるのか！
んにゃ、太らない為の抑止力のはなるが、
やっぱ、痩せる為には、さらなる、ひと踏ん張りが必要なようだ・・・腰が良くなった後、お医者さんに勧められ
徒歩通勤を始めた。
毎日、３０分～１時間のうぉーきんぐ～。
約１年で、４キロ体重は戻った。ノニ！正月休みの２週間で２キロ太っちゃった～～～！！！！！
ふぁっ～く！
なんでやねん、なんでやねん、なんでやねん！なんで・・・太るのはこんなに、簡単で、即効かよ！
は～。さすが生物、生きる為に
摂取＆貯蓄には貪欲らしいね・・・立派だよ。今、実は、早急に、ホッソリな見た目になりたい！
まあ、どうがんばっても、ホッソリ！（笑っちゃだめ！）
見えないのは、わかっってるけど～。
ね！ビア～をカロリーオフの発泡酒に変えてみた。
（それぐらいんことは、一番にやれ！との御意見でしょうが
私にとっては、これこそが、最終決断なのよ・・・）ああ、サイテー。（おおげさ）
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７4話 ２００５.１１２６ なんちゃって近況報告
最近、私はちょっちりおかしい。
私は感受性が強いッつか、（感性が優れてるの意じゃないよ！）
なんか、周りの人の『気』みたいのを、
がっつり自分の空気として取り込んで感じちゃうところがある。人の気持ちが、すぐ、自分に反映しちゃうってか。
最近、複数の人の日記をネット上で読んでで
したら、どっぷりその影響受けちゃって、
その人達のパーソナリティもさることながら、
色んな人の文章が間断なく紡がれてゆく感に
影響されちゃって・・・・
普段も、頭の中での文章作成が止まらないのである。どんなことも、かちかちタイピングしつつ
頭の中で文章化されてくよおな。なんか眠ってても、すぐ目が醒めちゃうし
脳味噌が寝てない感じである。だったら、ウツボ談義もマメに更新しましょう！
ですね。きのう、久しぶりに芝居の稽古をした。
そんだら、頭の中の血がスーと降りてスッキリした。この、やみくもに体を動かす
というか、声だな。
声を出す時の真っ白感！
あーーーー。カラオケ効果あああ！そんで、今マンガにはまってるんで
マンガ読んで、すーと寝て、起きてまた脳味噌は文章作成機と化してるが。私の役者としてのもっとも大きな武器は
この、周り空気を素直に自分のものとして感じる体質にあるんだろう。などと、思う。
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７３話 ２００５.１０.１６ 広島東洋カープ （後編）
野村謙二郎の引退試合に行く。
泣けた、情けなくて。
来年もカープは間違いなく弱い！と確信するよな
情けない試合で、たまらなく泣けた。
謙二郎は言った。
真っ赤に染まった満杯の球場で見る野球、楽しいでしょう？
たのしくねーよ。
謙二郎の引退試合でしかも満場のカープファンで
真っ赤に染まった球場で、あんな腰の引けた試合して楽しいのか！
こんな試合をするくらいなら
黒田の単独最多勝なんて諦めてもらって
澤崎先発、幹英をクローザ－で
松本４番で完全なセレモニー試合にしたほうが
ずっとカタルシスがあるんじゃないですか？
そうじゃないでしょ、セレモニーな試合なんかしないんでしょ、
だったら、本気でやってくれよ。
コージもなんも言わずフェードアウトしていくし、
なんか、どうなっとんじゃ、カープ。
「もっと球場に来て下さい」そのメッセージはわかった。
で、カープはどんな野球をしてきて、来年どんな野球をして行くんですか。とりあえず、カープの選手は自分らがスターである
一握りの選ばれた特別な存在であるということがわかってないよ。
だから、こんな特別な試合でへぼいプレイをするのじゃ。
打者が打った途端「とれないかも」って腰ひいてんのが
観客からわかるようなプレイをしないで、今日だけは。
そんでカープの選手が特別な存在になれないのは観客の責任でもある。
緊張を強いられる大試合を体験できないカープの哀しみである。
この試合を一歩にして、どうかプロのチームになってくれ。
おいらも、もっと応援する。こんな事書いて、カープファンに殺されるかも。
でもおいらに心から、あやまらせてくれ、
おいらの発言が、完全な間違いであったと。追記
最初、謙二郎の発言にたてついたが、謙二郎の態度はもっともだと思う。
謙二郎はプロ選手だよ。
しかし、最期なんてこんなもんなのかね。
澤崎、幹英、こんなにあっけないものなんか。
今期引退した澤崎と同期入団の黒田が今年最多勝
今期引退の幹英と同期入団の倉が今年ブレイク
人生なんてわからんもんじゃ。
しかし、市民球場は満員観戦には耐えんなあ。
２階席で見てたけど、トイレに行こうもんなら、
通路とトイレの混雑で次の回まで帰って来れんもん。
しっこ、しなきゃいいのか、ファンならば。このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第７２話 ２００５.１０.９ Red７ 野村セット （前編）
２００５年１０月１２日（水）１８：２０
広島市民球場にて広島東洋カープ今期最終戦が行われる。
同時にこの試合は、野村謙ニ郎選手の引退試合でもある。野村謙二郎
走攻守の３拍子が高いレベルで揃い、性格までも良い（らしいと伝え聞く）
赤ヘルの篤きチームリーダー。
広島ファンの自慢、僕らの時代のミスター赤ヘルだ。その男の現役最期の試合である。
「お前の時代のミスター赤ヘルは浩二やろ！サバよむな、年」などと
つっこむのはやめて下さいね。つーか浩二さん！
本家ミスター赤ヘル山本浩二監督の監督引退試合でもあります。おいらはもちろんでばる。
カープの市民球場最終戦には、とりあえず行くのココロである。それはそれそれとして
ある夜、おふとんにくるまって甘い夢を見ていたところ、
おいらの頭の上に突然、モヤモヤ～ンと｀ふきだし｀が現れた。
そして、その｀ふきだし｀の中に浮かぶ文字『満員御礼』・・・
「そう！」
おいらは、あったかおふとんを猛然とはぎとり、起き直った。
「そうよ、あの謙二郎の引退試合なのよ、
しかも黒田が先発なんてことがあったら最多勝がかかった試合にもなるのよ、
毎度のおっとり刀で球場に出向き、いつものように「内野自由席一枚」
なんてやってたら、ふっ、今頃来てもねえ「満員御礼です」なんて言われて
泣く泣く、外から雰囲気観戦・・・なんてことになったら、ノー！」眠ってなどいられない！とにかく指定席を押さえるのだ！
取るものも取りあえず、カープのホームページへピョーン。オオオオオー、そして青く輝く深夜のＰＣ画面に、私は見つけた！
☆Red７ 野村セット☆
指定席券、弁当、ビール又はジュース×２ メガホン、ジェット風船
それはまあそんなもんでしょう。
ここからが良い！なんと、謙二郎Ｔシャツ！
さらに、野村２０００本安打記念写真！（この選手の集合写真が超いいんだあ）が、セットになっておりますところの観戦チケット発見。
う～ん、Ｔシャツと写真がほすぃい～。
（Ｔシャツは５００円で球場でも販売、写真もＨＰでうっちょるんですけど）すぐ予約予約、おっ？注文は２枚から・・・
いたしかたあるまい、うちの阪神ファンを連れて行こう。
「無問題、無問題」ほう、これで一安心だ。
さあ、眠ろう。
追記
１０月６日の時点で野村セットは完売、
でも、まだまだ席に余裕はあるみたいです。
間に合うぜ！皆んな。
ていうか。当日でも大丈夫かもかも、だから、皆様「詰めかけて」。
投げるかどうか知らんけど
最多勝のかかったエース黒田がベストパートナー倉のミットめがけ
背中の毛が逆立つよほな痺れるボールを放り
新井が球団記録を塗替えるホームランをコンコン打って
そんで野村が・・・くー忘れられない試合になるよなあ。早くアップせんけえ追記が長くなるう。
今日戦力外通告を受けた選手が発表されたが
その中には忘れられない大活躍を見せてくれた
澤崎や小林幹英の名も・・・
彼らもこの日、球団を去る。刻々と動く世界。
行く人も、来る人も。
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７１話 ２００５.９.７ 春雨
おいらは、はるさめが好きだ。
鍋には、はるさめがきっと入っていて欲しい派だ。数日前、昼時のゴンビニに珍しく出向いた折、それを見かけた。
レジに並んだＯＬの手に乗せられていた”はるさめヌ－ドルとカフェオレ”
「ふーん、少食な娘だなあ。えっ、はるさめ？・・・ジュル。食べたい」
そして、次の日わざわざそのコンビニに寄り
初めて「はるさめヌードル」を手に取った。「へー、カロリーが異様に低い。
コレを昼に食せば、夜は食べ放題じゃん！電球ピーン」
と、早速はるさめヌードル海鮮シーフード（意味重複）味を購入。
食べてみると、けっこううま～い。
でもって、おにぎり１個よりカロリーはぜんぜん低い。いいじゃんいいじゃん、これいいじゃん！
はるさめヌードルへの視界がパーーと開ける。
ぱーぱーぱーぱーぱーぶー（未知との遭遇のテーマ）
その途端、ついに気付く。
ぴゃらぴゃッぱ～ん、ぴゃらぴゃらぴゃらぴゃら（火サスのテーマ）
私の周りがはるさめヌードルだらけなことに！おー！！！！
スーパーもコンビニもカップヌードルの棚は
はるさめだらけである。
まるで『マタンゴ』だ・・・背筋に走る戦慄。かくして海鮮シーフード味、ワンタン醤油味、辛味噌味、
ワカメたまご味、チゲ味、酸辛湯味などなどなどなおど
各メーカーにわたり、次々と新しい味の『マタンゴ』を発見しては購入する日々だ。ずずる～
はるさめを啜りながら思う。
「オイラ、はるさめになるのかなあ。」
隣の家でもずずる～
公園でもずずる～。
オフィスでも、放課後でも、バス停でも
ずずる～～～。今はるさめがブームだ。
多分。
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めづまり文子の”ウツボ談議”第７０話 ２００５.７.３０ 七十回
ウツボ談義が今回で七十回を迎えた。
大変めでたい。
めでたいので、これを期に一つ確認しておこうと思う。
何ヲ、
そう、私の名前について。何故？
そんなことを今さら。
今さらだけど、今さらには今さらの、理由がある。先日、田舎に帰っていたところ
弟、めづまり文夫が言う。「とどのつまり、めづまりふみこってさ、なんたらかんたら・・・」
「はい？
ちょっとあんた 今 めづまりふみこって言った？」「だから、とどのつまり～・・・」
「とどのつまりは、この際どうでもいいのよ、
あんた 今 ふみこって言った？
あたしのこと、ふみこって」「え？
ふみこじゃん
え？
ふみこじゃないん
うっそ？
だってわし、ふみおじゃん」「ふみこじゃないよ、
あんたがふみお（文夫）でも
私はふみこ（文子）じゃないよ！」「えーーー（ふみこじゃないならいったい）、何？」
「あ や こ よ ！」
信じられない、
３０年以上、「姉」「弟」と呼び合った仲の文夫でさえ
私の名前の読み方を知らない。
いわんや世間様おやである。
よって、七十の記念に確認することにした。私の父は女優 若尾文子の大ファンだ。
「娘よ、お誕生おめでとう。
今日から始まるお前のこの世での人生、
終わってしまえば、喜びも悲しみも幾年月だろう。（？？）
だが、父は父としてお前に願う。
娘よ。
氷の表情で、愛に狂え！
常識に捕われるな、愛に狂い、世間など気化してしまえ。
それが出来ないなら、氷の表情で、男を騙せ、手玉にとれ。
おしっこは３回に切って出せ。
「いやよ」は「やーよ」と発音しろ。
クール クレイジー フラワー 若尾文子のように」（なんだかちょっと変で恥ずかしい）
産まれたばかりの私の枕元で、父はこう説いた後、
静かに筆を手に取る・・・
すりたての匂いたつ墨が、上等の紙に黒々としゅみこんでゆく。『命名 文子』
その瞬間から私の名前は あやこ である。
まあ、さすがのクール クレイジー フラワーも、
名字がめづまりだもの、いかようにもしまらない、がね。
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めづまり文子の”ウツボ談議”第６９話 ２００５.６.１２ PTU
今一番見たい映画のタイトルだ。
ウツボ史上、もっとも懸命に書かれた文章、それは
『ザ・ミッション 非情の掟』という映画についての文章だった。考え抜かれ、書き抜かれたその文章は、
保存操作のミスにより誰にも読まれることなく、永遠に封印された・・・あれから２年？
『ザ・ミッション 非情の掟』について再び語る機会がやってきた。おおーげさ。
香港！私にとって映画の都といえば
ハリウッドでもインドでもなく、香港！だ。
今は、なんといっても韓流が主流、一級河川だが
私には香流が一級河川、ビシバシの太田川である。ジャッキー・チェンとの出会いで映画に目覚め
中国返還前の香港映画の異様な勢いを体験し
チャウ・シンチーと一生の恋に落ちた私にとって
香港映画は特別な映画体験なのだ。それにしても中国返還前の香港映画の勢いは凄かった。
（今も凄いのかもしれないが、不肖私は知らないもので）
ヒット作が出ると、たとえ主人公が死んでいても
一度死んだ主人公を、ニ度三度殺す事も辞さない勢いである。
実はふたごの弟が、とか、その恋人が、とか
なんと！その時、彼を追っていた警官のいとこが、とかで、
続編や外伝が「もう勘弁して下さい」な程作られたり、
撮影前に台本を配るとすぐパクられるから、
撮影当日分の台本しか配られない等のエピソードが
往時の香港映画の勢いをわかりやすく伝えてくれる。メーターが振り切れの、デタラメ作品
メーターが振り切れの、感動作品
フルスイングな作品ばかりであった。
面白い映画はもちろんのこと
おもろうない映画でもおもろく感じる、
あの熱の心地よさ、今でも忘れられない。『ザ・ミッション 非情の掟』『ＰＴＵ』を撮った監督
ジョニ－・トーはそんな香港映画界で活躍してきた映画人のひとりである好きだな、面白いなと思う映画監督はたくさんいるが
「うめーなあ～」と思う監督には今時そうそう出会えない。
ジョニ－・トーは思わず「うめ～な」と
声に出して言っちゃう希少な映画監督である。
と、同時にことさら「うめ～」と思わない
腰抜けアクションや、こてこてラブストーリーも
撮っちゃうプロである。『ザ・ミッション 非情の掟』
１人の男、
その男を取り巻く組織、社会
そして、その男を守る為に集められた５人の男達の姿を
活写した作品。ジョニ－・トーのひじょ～にうめ～の代表作だ。
なにがうめ～って
言葉で説明しないとこである。
けして登場人物の少なくないこの作品、
その雑多なキャラクターと、様々な心の動きを
画面だけで描きわけてスムーズに伝えてくる技である。閑話休題
今回のウツボ、１ヶ月近く書き直している。
ここから先が思うように書けないのだ。
伝えたいことを伝える為に、何を書くかを選び
思うようなリズムで繋ぐことが出来ないのだ。
まるで下手な映画監督である。
ジョニ－・ト－と違い
ひじょ～に「うまくね～」のである。
だから敗北を認めそのまま載せる。
もっと伝えたいことがある。でも書けないのだ。
ちぇ観客は沢山の字幕を読むこともなく
編集の奏でる快いリズムに誘われるままに
自然に緊張したり、ほろりとしたり、しびれたりだ。それぞれのキャラクターがすげー立っている、のに、バランスがいい。
そして上映時間が短い。
的確に必要なことを描ききってる証拠である。
きちんと伝えようとするばかりに
無駄に画面を積み重ねてる映画は、印象が散漫になったり
観客をいらいらさせたりするんだよな。そして、監督の演出を支えているのが
香港映画界で磨かれまくった役者たちである。
これまた、短い出演シーンのなかで
求めれられるキャラクターを的確そして印象的に演じてくる。
演じる方もまた「うめ～な」である。『ザ・ミッション 非情の掟』は、
娯楽映画である、話が特別どうのこうのではない
でも、画面でものを伝える映画というものの
面白さを存分に見せてくれる
かっっこえーーーーーー映画である。『ＰＴＵ』（香港警察特殊機動部隊）は、
さらに無駄をそぎ落した
スーパークールなサスペンス映画らしい。
広島公開はいつかな？
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めづまり文子の”ウツボ談議”第６８話 ２００５.５.１０ パソコンが壊れてその後・・・
カープ、開幕巨人３タテで大狂乱の後
パソコンが、お暇を取ってしまわれた。したがって
ウツボ談義もなっがーいＧＷに入っていたわけです。
その間、野球に行ったり、
大大好きなチャウ・シンチ－のフィルムマラソンに行ったり
桃尻さんにつれられ清水劇場デビュー！はまりまくりとか
ぎっくり腰になったり、アタックＮＯ,１とか、
どっちの料理ショー、ついに視聴者参加解禁！
などなどウツボ的話題も色々あったわけですがさて
５／４、伊勢河崎商人館で行われた「カラコト」という
お祭りに参加しました。
今回、お芝居、チンドンバンドではなく、
手作りの物を売るフリーマーケットで。
私が出したのは帽子屋さーん。帽子屋ってのが、いいよ。ぐっとくる。
古ぼけた看板を慎ましく掲げた帽子屋
置いてあるのは乙女がかぶる帽子
ヴィンテージの素敵な布に
レースやリボンをあしらったベレー帽。
そして、帽子とお揃いの
お菓子しか入らないような小さなバック。そんなお店を夢見て
ちくちく夜なべの針仕事からうまれた
おいらの愛らしい帽子達。
フリマ前日は、別れを惜しみつつ
帽子達の写真を撮って
「大事にしてもらいなよ」とハンケチで目頭を押さえるのでした。「カラコト」の会場、
伊勢河崎町商人館の周りは
勢田川沿いに水運で栄えた大きな問屋街だったそうだ。
今も古い町並みが残されており、
昔ながら、迫力のかつおぶし屋や旅館
はたまた町家や蔵を利用した新しいお洒落なお店もあり
エエ感じのとこである。
私の泊めて頂いた、暮らし体験の家は
空き民家に宿泊できる、
つまり、旅人が、にわかに住人になれるという
ナイス～な施設だった。
実際、一緒にその家に泊まった単独旅行舎の人が
家の軒先きに椅子をだして、日に当たりながら煙草をくゆらす様は
もう地元民より、じもぴー！
観光客に昔話でもぽつぽつ語りだしそな風情でした。暮らし体験の家の向いに
蔵を利用した「月の魚」というお店がありました。
お店の中には、ブライスやポーズ人形が飾られてて
それだけで、もう卒倒しそうなめづまりです。
それなのに、古い着物や、可愛い布をつかった
ラブリーでレトロなバックや小物やアクセサリーの
素敵なことといったら・・・
このお店のお店番になりたい、
かわいい物達に囲まれて、
高い位置にある小さな窓からさす柔らかな光に
猫のように目を細めたい。ああ私の帽子屋もこんなお店だったらなあ
でも「月の魚」のかわいい物達がアイドルだとすると
私の作った物たちは、そのへんのガキんちょだなあ。
やっぱ。
自分の子は鼻たれてても、かわいいけど、
アイドルとは、やっぱり顔の大きさが、ちがいます！
というとこだろうか。でもこれからもラブリーな帽子やバックや絵を描くわ、わたし。
「カラコト」の会場で、自分のブライスに
お手製のお洋服を着せている女の子たちがいた。
（ブライス好きはお出かけにブライスを伴ったりする）
それを見たら、もう！うらやましくて
私のブライスにも今日、ワンピースを仕立てた。
ブルー系の縦じまの布に、
白いレースとブルーの小さなバラをあしらった、
さわやかなミニワンピース。
褐色の髪のバウ・フウ・ポンチョ（人形の名前）に着せる。ああ、なんて、かわいい・・・
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めづまり文子の”ウツボ談議”第６７話 ２００５.４.３ ああ、ほんとに、うれしい・・・
カープ開幕戦、勝ちました！
カープ開幕戦、勝ちました！
カープ開幕戦、勝ちました！しかも、こんな劇的な勝ち方・・・
憎いよぜ、カープ！
かっこいいぜ、カープ！しかしなんといっても
エース黒田のしびれるようなピッチング！
胸のすくようなあの、内角ストレート。
なんてかっこいいんだ・・・
かっこいいんだ黒田。それに応えた
ラロッカ、緒方のホームラン！
くーやっぱカープはいいよ。
広島市民球場での開幕戦、
相手は阪神、
ぜったい見に行く。
面白い試合を見せてくれ
ぼくらのカープ。このページのトップへ
めづまり文子の”ウツボ談議”第６６話 ２００５.３.１３
近況報告のようなもの人に逢う旅をしていました。
親との旅、友人に逢いに行く旅、話を聞く旅
週末ごとに旅です。
心に残る旅でした。
でも、ほんとをいうと今の私には
友人に逢いに行く旅が一番心に残る旅でした。
程よい時がたっていたんでしょう。
学友で卒業後も気があい、あるいは縁があり
仲良くしていました。
というか私には彼女達ヘの憧れがあり
とっておきの友でした。昨年末には、『麦秋』という映画を見ながら
変わらないものはこの世にないのだなあ、と無常感に涙し
東山千栄子の「うちも今が一番いい時なのかもしれませんねえ」の
台詞に、そんなこといわないでくれーと耳をふさぎたくなった
当時ナーバスな私ですが友人達の暮らしぶりを見て
すっかり楽しい気持ちになりました。
それぞれがそれぞれの人生を生きている。
当たり前の事ですが、
私も彼女達と同じように
私の人生を生きているんだ。
と思うだけで楽しい気持ちになってきました。変わることはあたりまえです。
それを辛いと感じるのは、変わる前が好きだったから。私はまあ、みなさんと同じように生きていきます。
野ッ原にあった柴を結んだ庵に住まうていたが、
結びをほどけば庵は元の野ッ原にもどる。それだけのことでした、私の苦しみは
また、好きに庵を結ぶでしょう。
そして、また野ッ原にもどるでしょう。
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めづまり文子の”ウツボ談議”第６５話 ２００５.２.１１ ウツボ式女優談義 その４
「ありえねー！をありえるー！に変える実写版の女王 上戸彩」
大好きな上戸彩が、『エースをねらえ！』に引き続き
春から『アタックNo,１』の実写版に主演するらしい。まじー
『アタックNo,１』って、私の人生初のブームじゃん 。
小さな可愛らしい私が、
毎日、アタックのレコードをかけて
「パイト、パイト」（註 ファイトの幼児語）の掛け声もいじらしく
苦しくったって悲しくったって
走り込みを欠かさなかったその姿！
今も親族の間で、伝説として語り継がれているぞ。思い出すなあ、「アタック」・・・
こずえ～、みどり～
「誰がうってるのか分からな～い」から「玉がひろえな～い」
八木沢三姉妹による三位一体攻撃・・・
腕をクロスして超変化球トスをあげる
ロシアチームのエースは金髪美人・・・
木の葉落しに竜巻落しに風船アタック．．．
あー、今思うてもすっごいファンタスティ～ック・・・
特に八木沢三姉妹はお気に入りだったなあ。
黒いユニホームとお国言葉がクールでさ。
末っ子の桂ちゃんが集中攻撃される様は、幼い心にすげえ痛かったなあ。
あと福岡のレシーブしまくりの女子も
黒いユニホームとお国言葉がソウルフルで好きだったなあ。それはともかく
アタックの実写化はやねこいだろうなあー
『エースをねらえ！』とは別の次元のやねこさだろうなあ・・・
アニメならではの必殺技がてんこもりだものなあ。
CG満載で大笑いなのかなあ・・・まあ、そんなことは私の心配することじゃないか。
でも上戸彩が鮎原こずえよろしくポニーテ－ルにしてるかどうかは心配だ。
もし髪が短いようなら、CGでポニーテールにして欲しいなあ。それにつけても、上戸彩はいい！
黙ってると山口百恵にも似た、
涼やかな目もとと肉感的な唇がとってもドラマチック。
でもなぜかたいてい、すっとんきょーな変な顔をしてるんだよなあ。
暴れん坊のリスみたいな、
それがまた、なんともいえずかわいくてさー。いい！
スタイルも抜群だし
足なんか、キュッキュッと細くて、しかも巨乳・・・でも彩の一番のお気に入りポイントはバネと柔軟性だなー！
上戸彩の体には
バンビのようなビョンビヨンした躍動感と
低反発枕のようにふぇにゃ～としたやわらかさが
隙あらば飛び出しちゃる！と準備万端に満ち満ちているのだなあ。
彼女がすっと顔を上げる、それだけで
画面が楽しい気持ちになるなあ。
野生動物のように生き生きした力に溢れ、
雨にぬれそぼった子犬の毛先が震えるように繊細で・・・
上等な身体というのはすばらしいなあ。
彼女を見てることが、楽しくて、
彼女を見ていることが、幸せで、
これを眼福というのだなあ。
あるいは、恋、というのかも・・・そんな！
オリンピック並みの体を持つ、上戸彩がいるからこそ
『エース』や『アタック』の実写化という
ありえねー夢が、ありえるー現実となるのかもしれないなあ。PS みどりの役は若槻千夏ちゃんがいいなあ。
もう配役は、決まってるでしょうが・・・
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めづまり文子の”ウツボ談議”第６４話 ２００５.２.１ ウツボ式女優談義かな～ その３
「世界で一つだけの花 深田恭子」なんたら映画賞の主演女優賞を
『下妻物語』で深田恭子が受賞みたいなニュースを聞く。
それにしても、日本の映画賞ってマイナーだよなあ。
誰もしらないよ。私もしらないし。
しかし、深キョンの事を考えるといつも、
旗本退屈男の早乙女主水之介市川右太衛門様が
頭をかすめるなあ、何故なんだろう。それは置いといて
『下妻物語』は面白い映画だ。
映画が始まったら最後、今晩何を食べようかしら、とか
１秒も考えないし
大好きな人の前で演じてしまった赤面の失態もぜんぜん思い出さなくて、
すむ。
ぶっちぎりの面白さに、引き込まれるままに
胸を熱くし、興奮すればいい、快心の作だ。茨城県下妻の田園地帯で
ロココの精神を愛し
ヒラヒラのお洋服に身を包み、
キラキラしたお菓子を主食とし
誰にも頼らずおもねらず、
自らの精神の自由を貫く
スーパークールなロリータ少女、桃子
この役は、見た目も心も深キョンの為にあるような
まさにハマリ役で、胸がすくようでした。しかし、深キョンの演じた役のほとんどが
実は、ハマリ役ではなかったですか？そう、そうなのよ！
深キョンが役を選んでいるのではなく、
深キョンが役に選ばれて、いや、
役が、女優深田恭子を必要としているのです。
「我が道を行く、ヒロイン」の役が！まず、深キョン御自身が「我が道」を行ってますから。
自分の事を「マリー・アントワネットの生まれ変わり～」
とか言ったりするのも大概、我が道行ってますが
なんといっても、
生き馬の目を抜くよう世界と下々から恐れられている
芸能界におかれまして
鼻の付け根から空気が漏れてるような
タドタドしい喋り方＆
普通の顔（これがとってもかわいい）と
目をパチクリッとする
唇をチュボッとすぼめる
キョトンと小首をかしげる
この演技のみで、ゴールデン枠の連ドラの主役を何本も何本も
やり通しちゃってる・・・
そのことが「我が道」を行ってます！
（これは、悪口じゃありませんよー声を大！）そんな深キョンですから、
深キョンの演じる「我が道を行く、ヒロイン」に
誰にもまねできない説得力と
心動かされる力強さがあるのは
まあ自明の理ですが、
さらに「浮き世離れした、我が道を行くヒロイン」とか
「とんでもないシュチュエーションだけど、我が道を行くヒロイン」とか
「すげー逆境なのに、空気を読まないからスーパーポジティブで
次第に周りがしょうがないなあ～な気になっちゃう、我が道を行くヒロイン」
とかになると、もう深田恭子の独占市場、
オンリーワンです。もし、天下の東映の首脳陣が、
かの名作『風と共に去りぬ』を
「日本の熊本あたりを舞台に、リメイクとかどう？
スカーレット・オハラは小原紅子とかにしてさあ。
監督は佐藤純弥 脚本は早坂暁で」
なんて、ヤメとけー！な企画にGOー！を出したとして
小原紅子を深田恭子が演じるなら、
いい仕事をしてくれるかもしれません。
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めづまり文子の”ウツボ談議”第６３話 ２００５.１.１５ 旅行
急に仕事が休みになったので
一枚残っていた青春１８きっぷを使い
鞆の浦に日帰り旅行に出かけた。
古い町並みが町中に残っており、
しかも観光化がゆるーい為
ビミョーにさびれてるのがいい感じ。
見ていい所とそうでない所の境界が微妙、
住んでいる方に少し気を遣いながら
うーろうーろ歩き回る。
帰り際、高級旅館で立ち寄り入浴。
のどかな冬の瀬戸内を望む露天風呂に私ひとり。♪ウェルカム トウ ヘブン ここはヘブン
とてものんきなとーこーろーと、ローローと歌う。
いつか夏の夕暮れ時に、ふと
吉島橋から見える「鳥居のある、お椀をふせたような小さい山」
に行ってみようと思い立つ。
鞆の町を歩きながら、その時の事を思い出した。小さい山に近付いたものの、
あまりにその界隈がごちゃごちゃした成り立ちだったので
自転車をいくら転がしてもその小山への入り口を見つけられなかった。
道の両側の家がいっぺんに覗き込めるような
細い路地が何本も奔放にうねうねしている。
時分は夕餉時でぶんぶん回る換気扇からは、おいしい匂い。
お風呂を浴びる音、テレビの音、話声、
様々な生活音が両側の家々から溢れ出ている。
ホウ・シャオシェンの映画のようだ、と思った。
「もし今何か事件が起こったら間違いなく私が不審者として疑われるよー」
そう思わずにいられない濃密な路地の空気。
昨年末、裏の家がなくなった。
施行業者の人が朝８時半にあいさつに来て
「うるさいのはヤダなあ」と思う間もなく裏は更地になっていた。おいしい料理はいい匂いがするという。
中華料理、焼き魚、
オリーブオイルとにんにくの香り
お母さんのカレーとスパイシーなカレー
煮染めに肉じゃが、
２日同じ香りが続くことなく
裏の家からは毎日おいしい匂いが流れてきた。
私はその匂いを嗅ぐのが大好きだった。
裏の家の人はきっと料理上手だったんだろうな。
あと、スポーツ好きだった。
カープナイターや相撲、サッカー日本代表の試合を見ている時
私の歓声と、裏の家のおじさんの歓声が、同時にあがって
なんか嬉しかったな。
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めづまり文子の”ウツボ談議”第６２話 ２００５.１.５
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